うーんっていう話

 

今日は二時間ほど歩いた。

 

あーもうだめだーとなる瞬間がある。つまり、世界の全ての対象がみんな私の敵で、皆私のことが嫌いで憎んでるにちげえねえ!畜生!畜生!みたいな絶望的な気持ちになる瞬間が。幸いな事に、私の場合そんな気持ちは最高でも五分くらいしか続かないし、その五分の間も脳内に「この考えはフィクションです」というテロップが流れ続ける。実際私を憎んでいる人間はいてもおかしくないけど(でも、いくら人間関係への執着が希薄とはいえ、出来る事なら他者に憎まれたくはない)、全世界の全てが私の事が憎いわけがない。私の事を好いてくれているだろう人はほんの一握りだろうけれど確実に存在する。そういう基本的な気持ちがあるから、五分で立ち直れるし、そういう自分の気持ちをある種のフィクションとして茶化すことが出来る。あるいはそう思い込まないと生きていけないからそう思い込んでいるだけかもしれない。でも結果としてプラスに働いているのだからそれならそれでもよいのだ。何にせよ、私は比較的幸せな脳みそを持っているようだ。

 

人間関係への執着は依然として希薄過ぎるほど希薄で、大切にしてきた(筈の)それを簡単に捨ててしまえて、全く傷付いてもいないし辛いとも思っていない自分がこえーなあと思う時がある。自分が得体しれなさ過ぎて最近すごく怖い。他にも得体しれない部分が無意識の海から上がってきて足元にぬるりと絡み付く事があって、よく分からない。自分の足元に広がる黒い無意識の海がけっこうまじめに怖かったりする。私は自分で思ってたより不気味で冷たくてエゴイスティックな人間なのかもしれない。うーん、自分探しの旅に出るしかないのか…!?えーやだー。なにそれー。自分探しの旅ってイメージだけどさー、なんかバックパックとか担いでさー、野宿とかしてさー、焚火を見ながらハーモニカ吹いたりするんじゃないのー?いやイメージだけど。そんなんやだー。温泉なら行きたい。

今度、温泉地の旅館に行って自分探しをしようと思います。探さないでください。