せめて私くらいは、自分の生を呪いじゃなく祝福で満たしてあげたい

 

今日も体調が悪い。

 

火曜からずっと体調が悪くて、どうもよろしくない。明日はまとめ買いしたハイスクールD×Dを読みながらじっとしていようと思っているけど、治ったらうれしい。体調が悪いと精神もネガティブにペシミスティックになる。よろしくない。ポジティブでオプティミスティックな生を希求する。

 

言葉は寿ぎを紡ぎだすけれど、同時に呪いも生み出す。言葉による呪い、生きていたらきっと大部分の人が経験するであろう呪いは、脳髄に深く刺さってなかなか取れず、思考を歪めては人生を斜めに傾ける。その呪いを解く方法がイマイチ判然としない、というのが問題で、自然に抜け落ちるのを待つとか、そういうのしかない、多分。無理やり自分で引っこ抜いても、傷が化膿してもっと痛くなったりして、すんなり抜くことはどうしても出来ないから、よりベターなやり方が何であるのか、よく分からない。呪いは解けない。人生は傾く。真っ直ぐ何かを見ようとしても視界を歪めて何も見えなくする。

書きたい事は確かにあって、だから今ブログを書いているけれど、上手く書けているか自信がない。

どの言葉を選んだら正解なのか、どの表現を使ったらよいのか、いつもなら緩い縄目を解すみたいにするすると分かるのに、判断がつかない。

あの人は私が好きなんじゃなくてこの人にとって都合のいい私が好きなんだな、とずっと前から、ずっとずっと前から分かっていた。五分近く考えても言葉がこれ以上出てこない。書いては消し書いては消しを繰り返して、結局何も残らない。手元に何も残らない。漠然とした感情を書きたい書いて吐き出したいという欲求だけが脳を満たして溢れ出して身体を支配して暴走して、私から落ち着きと安寧を奪っていく。だから、よりよく生きるために、頑張って書く。今の感情をはち切れる前に全部吐き出して、私の生を呪いでなく祝福で満たすために、私は言葉で戦う。何を書くのか今の時点では全く決まってないし分からないけど、キーボードを打って、言葉を書く。何を書くべきか分からないけど、とにかく始めよう。あの人が都合のいい私が好きだとずっと前から分かっていたけれど、それでも我慢して諦めないといけないと、あの人にとって都合のいい私を極めようと、強く思っていた。だって私はこの人以外には絶対愛されない、だってお前みたいな奴は誰とも付き合えない、俺じゃないと、俺以外とは、誰とも、抱きしめられながら幾度となく囁かれて、ああそうなんだなとしか思えなかった。甘い愛の囁きだと思っていた。祝福だと思っていた。世界で一番愛されていると思っていた。彼にとって都合のいい私でも私に違いないから、私は確かに愛されていると思っていたし、それは事実だと思う。今でも。愛されていたと思う。当たり前じゃないか、だって我慢して諦めてあの人にとって都合のいいあの人に愛されるような人間でいたんだから、必死で愛されるようにふるまっていたんだから、そんなの当たり前じゃないか。分からない。何だったんだろう。怒ったら外でも家でもケータイをベッドや椅子に力に任せて叩きつけるあの男が、怖かった。怖かった。そうだ、最初、あの男が怖かった。怖かったから、怒らせないようにしないと駄目だと思った。怒らせないようにふるまったら、怒らなくなった。ケータイを叩きつけなくなった。これだと思った。私が我慢すれば、全部諦めれば、怒らないんだと分かった。避妊だって、してくれない時が、あったけど、でもそれでも我慢だ諦めないとと思って、してよって強く言ったら不機嫌になるって思って、バカみたいじゃないか、恐怖と隣り合わせで、子供が出来たらそれでいいじゃん出来ない出来ない大丈夫だってと笑って言う声と顔が、大学生のくせに、どうしても、それでも、怖くて、妊娠が怖くて、あの男に黙って秘密で何かい、産婦人科に行って緊急の避妊用ピルを貰ったのか、あの時の医者の顔、それ本当に相手は彼氏なのと呟いた声、空調の音、イス、もうよく分かんない、怖かった、全部怖かった、あの時の顔が、圧し掛かってくる理性の飛んだ顔が、怖くて、この人は私を愛してくれてるんだからって何度も心の中で呟いて、次の朝にはクロッチが精液臭い下着、バカみたいな青春、バカみたいバカみたいバカみたい、出かける時だって、私は人混みが苦手で、休憩を入れないとすぐぐったりしちゃうけど、私がぐったりしたらあの男は不機嫌になるから、頑張ってあるいて、でも体調の悪さは隠せなくて、結局不機嫌になって、だからって、どうすればよかったのか、何度言ったって、私は休憩入れないとすぐ疲れちゃうから適度に座って休んでもいいかなってごめんねって言っても、ダメだった、都合のいい私にも限界があって、何なのって、私の十年近い年月って愛って何だったんだろうって、ほんとに分かんない、傷付つけられた事実と、でもそれだけじゃない事実と、お前のような存在者に傷付く資格なんてないとあざ笑う呪いがぶつかって、どうしようもなくて、愛してくれて、救われた部分だって沢山あったのに、それすらもあの男は都合のいい私を愛していただけじゃないかという事実に汚されていく。傷付くな、怒るな、感謝しろ、寧ろ全てに感謝しろ、お前のような存在者と十年近くも付き合って下さっていたのだから感謝しろ、お前はもう誰とも付き合えない、誰にも受け入れられない、幸せにはなれないという呪いをはねのける事がどうしても出来ない。このままじゃ一生結婚なんて出来ない。嫌なことをしない人だってきっといるんだろうけど、私を受け入れてくれる人だってきっといるんだろうけど、心はそんな人間誰もいないという言葉で満たされていて、このままじゃ、前に進めない。甘い囁きが嘲笑が嫌な言葉全部が脳みそから取れない。呪いに骨の髄まで浸されて、しみついて、拭いても拭いても落ちない。でもきっと解けない呪いじゃない。そう思いたい。そう思うしかない。だってこんなの要らない。私だって寿ぎ、祝福が欲しい。私の人生だってちゃんとここにあるんだって、私の人生を私は大切にしていいんだって、ちゃんと分かったから、私の人生に呪いは要らない。欲しくない。私の人生をピカピカにしてあげられるのは私だけなんだから、だから、せめて、私だけは、私の人生を祝福してあげたい。あがいてもがいて泣いて苦しんだって、私は決然と生きるよ。