2018-01-01から1年間の記事一覧

久々に明晰夢を見た。小学校低学年くらいの甥を抱きしめた時の服越しの生温かさを感じながら、これは夢なのだと分かっていた。実際私には姪しかいないからだ。その男の子は綺麗な顔をしていて、そして周囲の環境によって決定的に損なわれる一歩手前にいた。…

シャリシャリと音を立てて淡い味の西瓜を食べるカブトムシ、みたいな。シャリシャリと音を立てて私の知覚を齧っていく何か、みたいな。何かが私の現実を啜る音、みたいな。平板になってく世界、みたいな。歪む空間、みたいな。ずれ、みたいな。眩暈、みたい…

ソーレソレソレソーレソ!ぼうりょく☆ミックス~ドキドキ!これがつみとばつですか!?~

人生BGMの重要性みたいなのは確実にあって、どん底マイナス1000000くらいの時にバカみたいにアッパーな曲を聴くと自分のどん底と関係なく世界が周回体勢に入っており自分のどん底や暗黒などあろうがなかろうが外界は向こう側にあると否が応でも認識させられ…

こんなクソみたいなグチャグチャの人生でも、怖い事嫌な事絶望な事ばっかりじゃなくて嬉しい事だってちゃんと用意されてて、嬉しい事を迎えに行くんだって思って生きてる限りきっと大丈夫だって分かっている。知ってる。 嬉しかったのは、カウンセリングが一…

禄に眠れていないから、表層は眠くて柔いのに芯の部分が硬く覚醒している。何故か明け方パッチリと目覚めてしまった。夢見は悪くなかったと思う。海の底で烏賊が暴れているのかもしれない。海底に張り巡らされたケーブルを齧っているのかもしれない。見えな…

世界が枯れたから、触ると途端にばらける沢山の世界を束ねて逆さ吊りにした。ガサガサのバサバサの茶色の灰色の橙色の黒色の赤色の白色の青色の世界の束は、窓際の風に乗って透明な体液をまき散らしては騒ぐ。その悲痛な叫びの余りの姦しさに耐えきれず、無…

大人にならなくてよい所ばかり大人になって、子供のまま足踏みしてはいられない部分ばかりその場で足踏みをして一向に子供のままだ。アンバランスさが平衡感覚を失わせて、また宙に浮く。泣ければきっと楽だ。未練を残す諦めではなく地団太を踏んで駄々をこ…

世界は狭くて、だから空気は薄くて息苦しかった。狭い世界に人が詰め込まれて、空気を求め喘ぐ沢山の人間に踏みつけられ、私は空気を上手に吸えなかった。みんな同じで、みんなうまく空気が吸えなくて、人いきれから逃れようと、空気を求める事しか考えられ…

ふぁーふぁーちゃんが唯一の癒しで安全地帯であるため、先程ふぁーふぁーちゃんを摂取した。何言ってるか分かんない。大丈夫私も分からない。大体そんな感じ。どうも私です。日本語が難しい昨今、普通に喋っているそこら辺の人間を真面目に尊敬しているので…

「○○さんが繊細な心の持ち主だっていうのは前から分かっていたけれど、」 繊細である/繊細ではないという二項対立を想定した時、自分が圧倒的に前者に属する人間だという自覚はあったのだが、それを隠して生きないと生きていけないと何故か強く信じていて、…

サングラスを半年に一回のペースで壊す。破壊方法は毎回怖い程に同じである。机の前で本読んでいる時になんとなく寝っ転がると、私の寝っ転がる真下にサングラスが罠のように配置されている。これはサングラス業界の陰謀を感じますね。パキン、と音がして起…

音楽の再生が終わり気付くと沈黙に包まれているのが堪らなく哀しく切ないので「困った時のヴェクサシオン」という遠縁の美少女の遺言に従いBGMにしているのですが、違う意味で堪らなく哀しく切なくなってきたので、この人生の真っ只中で底知れぬ闇という名の…